彼は真剣にその話を私達にしましたが、車のエンジンにネズミが巣を作っていたなんて話は今までに聞いたことがなかったので、想像しただけで可笑しくなってしまい、同情よりも笑いの方が先に出てしまいました。
このネズミの巣の話は、後々も私達の笑い話のネタとなってしまったのですが…
ところがですね~、いつものように家で夜のュースを見ていたら、
「寒くなってくるとネズミが寒さを避けて、とめたばかりのまだ暖かい車のエンジンに潜り込んできます」ということを話していたのにはびっくり。
「ネズミが車の中のワイヤーを噛み切る可能性もあるので気をつけましょう」と、ドライバーに忠告していました。
珍しいことではなかったのですね~。
彼のこと笑ってしまって悪かったかなあ。
去年の今頃、まだ雪が降り始まる前に、私は会社に行くためハイウェイを走っていました。
すると突然、車の後ろあたりからカラカラという金属音。
“小石が入ったのかな?それとも何かのネジが取れた⁉”
ちょっと不安になり、でもハイウェイなので車をとめることはできず、スピードを落としてしばらく様子を見ることにしました。
“ネジが取れていたらどうしよう”と運転を続けるのがちょっと怖かったけれど、金属音は不思議に大きくなったり小さくなったりと、とても不規則でした。
もし石かネジが音を立てているなら、カーブにさしかかったり、スピードを落とせば、その運動に沿って音が変わるはずと思いながら、注意深く音に集中していましたが、車の動きに関係なく静かになったり、突然ガリガリガリ、バンバンという激しい音に変わったりもしました。
ハイウェイを降りて会社の近くを走っていると、音はピタリと止み静かになりました。
会社のパーキングに車を留めて下を覗きましたが、もちろん何も見えません。
「帰り道に走ってみてまだ音が続くようであればディーラーに点検してもらいにいこう」と思いましたが、帰り道は全く何も音はしませんでした。
「あの音は何だったんだろう!」と今でも不思議です。
もしかしてネズミかリスが車に入り込んでいたのかな?
きっと車が動いたんでビックリしたんでしょうかね〜