北米に住んだことのある日本人であれば、おそらく一度は私と同じことを感じたことがあるのではないでしょうか。
何だと思いますか？
それは、
「ケーキがとても甘い‼︎」
ということです。
カナダのスーパーマーケットでケーキを買ったことのある日本人なら、多分ほとんどの人があの甘いケーキを経験していると思います。
スーパーマーケットのベーカリー売り場に行くと、ショーケースの中には美味しそうなケーキがずらりと並んであり、見た目は日本のケーキとあまり変わりません。
日本で売られているケーキの方が作りが少しだけ綺麗で、細かい所まで気配りしているかな？
日本と同じ味のケーキをカナダでも期待していたら、そのあまりの違いに最初はショックを受けてしまうかもしれません。
ケーキが美味しくないのではなくて、ただただ甘いのです。
砂糖を食べているようなケーキもあって、あまりにも甘すぎて全部食べることができません。
香料やナッツとかが加えてあればなんとか食べれるけど、お砂糖の味しかしないケーキは、いくらケーキが大好きな私でもゴミ箱行きに…
カナダで生まれ育っている人達はこの甘さに慣れていて、「美味しい」と言ってパクパクと食べています。
甘すぎると感じているのは日本人だけかと思ったら、
「私の国のケーキはとても美味しい。カナダのケーキはただ甘いだけで、あれはケーキじゃない」
と他の国から来た人も同じことを言っていました。
やっぱりカナダのケーキは甘いのかぁ。
バースデーパーティに誘われると、体に悪そう〜な青や緑の着色料を使ったカラフルなケーキがいつも出てきます (=_=;)
中のスポンジケーキは普通の味だけど、周りのバタークリームがこってりし過ぎて、しかも甘さも加わって沢山は食べれません。
カナダのお店で売られているほとんどのケーキにはバタークリームが使用されています。
濃厚なバタークリームを使ったケーキが苦手なので、余計に美味しくないと感じてしまうのかな。
個人経営のケーキ屋さんには美味しいケーキが沢山あるけれど、当たり外れがあるので、今は行きつけのケーキ屋さんでしか買わなくなりました。
でも日本独特のフワフワとしたストロベリーショートケーキはないし、私の大好きなモンブランも日本人経営者のお店以外では見つけられません。
たまに「ショートケーキやモンブランが食べたい！」と思っても、「近くのケーキ屋さんで買って帰ろう」ということができないのが悲しいですね。
会社の人に日本のケーキの美味しさを伝えるために、日本人が経営しているケーキ屋さんでケーキを買いました。ちょっと高かったけどネ…
期待していた通り、みんな「すごく美味しい」と言って食べてくれました(^.^)
マイハズ（ダンナ）もカナダの甘味で育ったので、どんなに甘いケーキでも平気で丸ごと食べていたのに、私が美味しいケーキを買うようになってから舌が肥えてきて、甘いだけの安いケーキは食べなくなりました。
昔に比べると、ケーキの甘さが控えめになったような気がするのですが、ダイエットが流行り出したのでケーキ会社が砂糖の量を減らし始めたのか、それとも私がカナダの甘い味に慣れてきてしまったのか⁉︎
