5年ぶりの日本だったので、カルチャーショックに会うのではないかとちょっとドキドキしていましたが、地元の駅に着いたとたんそんな不安も即座に消えて、すんなりと日本の生活に溶け込むことが出来ました。
駅の慣れ親しんだ建物やお店を見て「あっ、まだあったか」とちょっとほっとしたりもして。
そのまますんなりと生活できると思ったけど、やっぱり5年のギャップは大きかったですね~。
まずはトイレです。
日本のトイレが“すごい”というのは世界的にも有名ですが、日本語が読める私でも、水を流すのにどこを押していいのかわからず、ボタンを探すのに5分以上もトイレの中にこもってしまいました。
トイレは駅ビルの中の公衆トイレで、ドアの前には長い行列ができていました。そのせいか余計プレッシャーがかかり、トイレの中で私はパニック状態。
仕方なくドアを開けて、並んでいる人にどうやって流すのかを聞く羽目になりました。
ちょっと恥ずかしかったかな。
それと日本語ですね~。
たまに相手の言っている日本語が早すぎて、何を言っているのか聞き取れない時がありました。
特にお店のレジで、「プラスチックバックが必要か」とか、生ものを買った時に「アイスパックを入れますか」と聞かれた時です。
一瞬何を言っているのか理解できず、レジの前で硬直する私。
最近はアジア系の外国人が多いので、きっと彼らは私の事を、日本語があまりわからない外国人だと思っていたかもしれないですね。
日本語も英語も中途半端になりつつある私です。
あと驚いたのがゴミの分別の細かさ。
私が住んでいた所は、不燃、可燃、新聞紙、缶、ペットボトル等、6種類ぐらいに分かれていましたが、この細かいゴミ分別と、収集日にちゃんと出せるのは日本人にしか出来ないと思います。
北米でやっても、分類ができないか、面倒臭くて誰も従わないでしょう。
うちは生ゴミ、普通ゴミにリサイクルと3種類で、取集日も週1回同じ日なので覚えやすいのですが、その3種類の区分けもできず、すべて普通ゴミに入れる人達がいるんですね~。それはうちの前の家。
普通ゴミ用のごみ箱を出すだけで、生ごみとリサイクル用のごみ箱を出したところを一度も見たことがありません。彼らはすべて普通ゴミ用のごみ箱に入れているんじゃないでしょうか。
マイハズは「他の国からきて、カナダの法律に従わないなんて」と怒っていますけどね。
それに日本は公園や公衆の場所にゴミ箱が置いていないのに、公園がきれいなのには驚きました。
もしカナダも日本と同じ公衆のゴミ箱をなくしたら、みんなそのままポイと道に捨てるんではないでしょうか。
日本人ってすごい!