モントリオールにいる友達が最近家を買ったので、さっそく彼女の新しい家を見に週末モントリオールまで行きました。夜食事を済ませて彼女の家に着くと、家の玄関の前に市から配給された新しいゴミ箱(ダストカート)が置いてありました。
彼女曰く「これは生ゴミ用のダストカート。今月からモントリオールは普通ゴミと生ゴミを分けることになったの」
オンタリオも場所によっては、普通ゴミと生ゴミは一緒という所もありますが、私の住んでいる町は、生ゴミと普通ゴミは分けます。
生ゴミ、キッチン用生ゴミ容器、普通ゴミ、リサイクル用と4つのゴミ箱(ダストカート)が市から配給され、その指定されたゴミ箱(ダストカート)にゴミを入れて、ごみ収集日に家の前に置いときます。
普通ゴミ、リサイクル用のゴミ箱は、“小、中、大”とサイズが分かれていて、自分でサイズを選びます。
前に住んでいた町は、ゴミ箱の大きさによって年間料金が変わりましたが、現在住んでいる町は、大きさに関係なく一定料金を毎年市に払います。
「どのサイスを選んでも料金が同じなら、1番デカいのをもらおう」とビンボー人の安易な考え方で、“大”のサイズを選びました。けれどもどうちは2人なので、なかなかゴミ箱(ダストカート)がいっぱいにならないんですよね~。
“大”のサイズって、私がすっっぽり中に入れる大きさなんですよ。デカいの。
なので、ゴミが少ない時はその週をスキップして、次の週に出すことにしています。
ゴミの収集日にゴミ箱(ダストカート)を家の前に置いとおけば、トラックが一軒一軒回ってゴミ箱の中のゴミを持っていってくれます。
今の家に引っ越した当初は、最初の2回ゴミを回収してくれませんでした。
ゴミ箱にメモ書きが貼ってあり、それには”not correct position” と書いてありました。
前に住んでいた時と同じようにゴミ箱を家の前に置いたつもりなのに、”なんでだろう~”と不思議でしたが、次のゴミ回収の時は間違えがないよう。念入りにチェックしてからゴミ箱を家の前に置きました。それにも関わらす又同じメモが貼ってあり、ゴミはそのままで回収してくれませんでした。
一体何が間違っているのかさっぱりわからなかったので、これは市に聞いた方が早いと思い電話で理由を聞いてみると、
「持っていってくれなかったの?あなたの住所を教えてくれれば今からトラックを送りますよ」と言って、その日のうちにトラックが来てゴミを持って行ってくれました。
それ以後は何も問題なくいつも回収してくれます。
あのメモ書きは一体何だったんだー⁉
ゴミといえば、2009年に市内で起こった36日間に渡るゴミストライキは、今だに忘れられないですね。
カナダのストライキはハンパなものじゃありません。やるからには徹底的にやるぞって感じなんです。
1ヶ月以上もゴミの収集がなかったんですよ〜。
うちは2人なのでゴミはそんなに溜まりませんでしたが、これが大家族だったら…
匂いを防ぐために生ゴミはガレージの中に入れときました。
公共のゴミ箱や公園に捨てている人もいましたよ。
ダウンタウンに行くとあちこちがゴミの山で、歩いているとゴミの匂いがそこら中に…
何週間と続く郵便物のストライキ等もありましたが、ごみストライキは衛生面にも影響してくるので、近年稀に見る最悪なストライキだったんじゃないでしょうか。
このストライキに市はうんざりして、市内のゴミ収集の半分は民間のゴミ収集業者に頼むことになりました。
それ以降ゴミストライキは、幸いにもまだ起こっていません。